Works 施工事例
中庭とR壁のヌック。日常に居場所をつくる半平屋の暮らし
Story
家族の時間を、
ひとつの中庭から。
「実家」と呼べる場所を、娘に。
娘が生まれたことをきっかけに、家づくりを考え始めたご夫婦。
いつか娘が、ここを「実家」と呼べるように。そんな思いから、この住まいは生まれました。
緑を眺めながら過ごせる中庭は、友人を招いてバーベキューをしたり、
子どもとプールを楽しんだりする場所に。
2階のヌックは、夜、コーヒーを片手にひと息つくための小さな居場所です。
LDKや主寝室、水まわりは1階に。子ども部屋とヌックなど、必要な空間だけを2階に重ねました。
平屋のように暮らせる間取りに、それぞれの時間を過ごす場所を添えた半平屋。
今の子育ても、その先の日々も、無理なく受け止める住まいです。
♦ Point 1
暮らしの真ん中に、光と緑の中庭を
大きな窓の先にあるのは、外からの視線を遮った家族の庭。
室内に光と空の気配を取り込み、リビングで過ごす時間を外へと広げます。
少し高めに設えたタイルデッキは、椅子を出さなくても腰かけられる高さに。
友人を招く日も、子どもが水遊びをする日も、日常の延長として使える中庭です。



♦ Point 2
キッチンと中庭、家族の気配がつながる
キッチン脇の窓から中庭の光を取り込み、手元まで明るく。
料理や後片付けをしながら、リビングの家族や庭で遊ぶ子どもの様子に目を配れます。
家事に向き合う時間も、会話の輪から離れない。
家族にほどよい距離をつくる設計です。



♦ Point 3
暮らしの中心を1階に置く、半平屋という選択

LDKと主寝室、水まわりを1階にまとめ、日々の動きが同じフロアで完結する間取りに。
2階には子ども部屋とヌックを設け、必要な分だけをコンパクトに重ねました。
子育て中の今はもちろん、年齢を重ねてからも階段に頼りすぎない。
家族の変化に合わせて住み続けられる、半平屋という選択です。



♦ Point 4
R壁の奥に、ひとりで過ごす小さな場所
2階の一角に設けたのは、家の中で少しだけひとりになれるヌック。
アーチから続くR壁が空間を穏やかに区切り、通路の先に落ち着ける場所をつくります。
夜、窓の向こうを眺めながらコーヒーを飲む。読書や仕事、趣味に向き合う。
用途を決めすぎない小さな余白が、それぞれの時間を受け止めます。



♦ Point 5
内にひらき、外には静かな佇まい
道路側は窓を控えめに配し、周囲からの視線に配慮した落ち着きのある表情に。
その一方で、室内は中庭へ大きくひらき、光と緑を取り込みます。
漆喰を思わせる淡いグレージュの外壁に、黒のガルバリウム鋼板屋根で輪郭を。
軒天と玄関ドアの木目がほどよい温度を添える、端正な外観です。




【Owner’s Voice】
暮らし始めて、まだひと月。
整え途中の余白も楽しみながら、少しずつ「わが家」になっていく日々。
家づくりの始まりから、住んでみて感じたことまで、オーナー様ご夫婦に率直な言葉でお話しいただきました。